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歯列矯正の「治療方法」「治療器具」「年齢制限と推奨タイミング」を知りましょう

◆歯列矯正の各治療方法について【矯正歯科治療と審美歯科治療】
 

 

「矯正歯科治療と審美歯科治療ってどう違うのですか?」
よくこのようなご相談をカウンセリング時にお聞きします。

今回は歯列矯正として、同じくくりで扱われがちな「矯正歯科治療」と「審美歯科治療」のそれぞれの特徴と違いをご案内致します。

 


① 矯正歯科治療


矯正歯科治療とは、よくない咬み合わせや歯並びに対しインビザライン等のマウスピース矯正装置やワイヤー矯正装置をつけて、時間をかけて徐々に歯を動かしていくことで理想的な歯並びに整えていく治療方法です。天然歯をなるべく傷つけず残すことを最優先にした治療のため、歯列矯正後の歯を健康に残すことを前提としています。
 


② 審美歯科治療


審美歯科治療とは、一方で美容歯科とも呼ばれている矯正方法で、天然歯を削って技巧物(人工物)をかぶせることで短期間で見た目を改善する治療方法です。短期間での治療を希望される方には適した治療方法ですが、天然歯を削るため、歯の寿命が短くなったり、歯にかぶせた技工物(人工物)が経年劣化により取り替えが必要になったりするため、永続的な治療方法ではない、ということを治療を受ける前にきちんと理解しておくことが大切です。
 


このように同じ歯列矯正と言えど、治療期間や治療後のリスクなどたくさんの違いがあります。歯列矯正をお考えの方は、どの治療方法がご自身にとって最適な方法なのかをしっかりと知ることが大切です。まずは一度歯科医院での診査診断を受けてみるといいでしょう。

 

 

 

◆それぞれの歯列矯正装置の違いとは?【矯正歯科・歯列矯正】

 

前項で述べた歯列矯正の治療方法の違いに続いて、次は「矯正歯科治療」時に選択する矯正装置(矯正器具)の違いについても触れたいと思います。


近年、矯正歯科治療においては、実に多くの矯正装置が使用されています。

ですが、矯正装置は基本的には以下のように大きく分けて2つに分類されます。
 


① 歯に被せるマウスピース矯正装置
② 歯に装着・固定するワイヤー&ブラケット矯正装置

 

では、この2つの矯正装置はどのように使い分けられているのでしょうか?

 

患者様の希望、という選択ももちろん大きなウェイトを占めますが、それ以外の要素として当院では下記の点からそれぞれの使い分けを行っています。
 


①マウスピース矯正装置


全顎的な歯並びの矯正、または部分的な部位の矯正治療時に用いられます。

マウスピースでの矯正は治療前に専門医の精密な診断が必須となり適応症例が限定されることがデメリットとしてありますが、患者さんご自身で取り外しができ、装置が透明なため目立たない等日常生活のしやすさにおいてメリットがあります。
 


② ワイヤー&ブラケット矯正装置


抜歯を伴う全顎的な矯正治療、又は部分的な矯正治療に用いられます。

ワイヤー&ブラケットでの矯正は適応症例が幅広く、より高難易度のケースでも治療が行えるメリットがありますが、取り外しができないため歯磨きがしづらい、装置が目立つ等日常生活に制限が出るといったデメリットがあります。

矯正治療は患者さんと歯科医院との二人三脚での治療であるため、患者さんのご要望になるべく沿えるよう慎重に協議し選定することが重要です。

 

また、どちらの矯正治療においても大切なことは、たとえ目に見える部分的な矯正で済みそうな治療であったとしても、実際にその部分的な矯正のみを行えばいいというものではなく、矯正する歯が他の歯に与える影響や嚙み合わせの観点等、全顎的にしっかりとシミュレーションした上で患者様の身体やライフスタイルにあった治療計画を立て治療に臨むことがとても大切なのです。

 

実際に歯科医院を決める際には上記の観点から、「ここならしっかり診てくれてお任せできそう」と思える場所で治療を受けられると良いでしょう。

 

 

 

◆歯列矯正を行うタイミングはいつがベスト?【成人矯正・小児矯正の年齢制限について】


前項に述べましたが、歯列矯正は選択する治療方法によって治療が完了する期間が大きく異なります。

 

例えば「審美歯科治療」であれば、数回短期間の治療で完了することもありますが、「矯正歯科治療」であれば、最短半年から2年程度かかることもあります。

 

このため、よく相談いただく内容として「矯正歯科治療に年齢制限はありますか?」というご質問があります。

 

世間一般では、ご年配の方は矯正歯科治療を行えないのでは?と思われていることがありますが、実際のところは細かい年齢制限というものはなく、患者様の歯やお口、顎の骨の強度や密度等、一人ひとりの状態によって治療の可否が異なります。

 

また、このようなご質問を頂く方の多くはご自身の治療ではなく、ご家族やお子様の歯列矯正を行うかどうか悩まれていることが多いです。


では、実際に矯正歯科治療を行っている方の開始年齢はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省の調査によると、矯正歯科治療を経験した年齢は以下のようになっています。


19歳以下:75% 20~59歳:22% 60歳以上:3% = 20歳以上:全体の25% 19歳以下:全体の75%
(出典:厚生労働省平成29年患者調査)

このように矯正歯科治療を始めた年齢は10代までの方が圧倒的に多い傾向にあります。
未成人者の割合が高い理由として、ご両親やご家族が自分の子どもに矯正歯科治療を受けさせたい、と考えていることが多いためだと思います。

はならびスマイルの調査によると、20~50代で歯列矯正経験のある母親530名を対象に調査をしたところ、全体の79.6%が「お子様の矯正治療は中学生(15歳以下)までに行うのが理想」と回答しているようです。(出典:はならびスマイル「お子様を持つ女性の歯列矯正に対する意識調査」)

歯列矯正は将来的に虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を獲得したり、良い歯並び・噛み合わせを獲得できる治療ですが、治療器具によっては日常生活に支障をきたしたり制限があるなどデメリットもある治療であることもまた事実です。

それぞれの生活状況や成長のタイミングからいつ歯列矯正を始めるべきかは、患者様によって異なるということをご理解いただけると幸いです。

 

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の画像3

 

 

◆歯列矯正についてまとめ

 

さて、以上になりますが今回は大きく下記3つの内容について述べさせて頂きました。

 

・歯列矯正の治療方法の違いついて

・矯正歯科治療器具の種類と違いについて

・歯列矯正を始めるベストなタイミングと年齢制限ついて

 

本内容が少しでも歯列矯正をお考えの方や今現在お悩みの方にとって参考になりますと幸いです。

 

最後になりますが、

伊東市の歯医者「栄光歯科医院」では、全額的な歯列矯正の観点から「矯正歯科治療」と「審美歯科治療」どちらの治療にも対応しています。

 

歯列全体の矯正治療をはじめ、前歯だけの部分矯正などにも対応しており、患者様に負担の少ないインビザラインを用いたマウスピース矯正装置を第一選択とした各種矯正治療全般が可能です。


お口のことや歯のことでお悩みの方、まずは当院まで一度ご相談ください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 

伊東市の歯医者『栄光歯科医院』


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